エクセルの四捨五入(ROUND関数)|切り上げ・切り捨て・消費税の端数まで図でわかる【サンプル付き】
書き方はこれだけ
=ROUND(数値, 桁数) 切り上げは ROUNDUP、切り捨ては ROUNDDOWN桁数は 0で整数、1で小数第1位まで、-1で十の位(一の位を四捨五入)。表示形式で小数を隠すのは見た目だけで、中身は残るので、計算に使う数字は関数で丸めます。
この図の表をExcelファイルでダウンロード(問題と答えのシートつき)
四捨五入・切り上げ・切り捨ての3つ
| 関数 | やること | 2.5 なら | -2.5 なら | 使う場面 |
|---|---|---|---|---|
| ROUND | 四捨五入 | 3 | -3 | ふつうの丸め、平均点 |
| ROUNDUP | 切り上げ(0から遠ざける) | 3 | -3 | 必要な箱の数、人数分の部屋数 |
| ROUNDDOWN | 切り捨て(0に近づける) | 2 | -2 | 消費税の端数、ポイント |
| INT | 小さいほうの整数へ | 2 | -3 | 年齢、経過年数 |
マイナスの数では、ROUNDDOWNとINTの結果がちがう点に気をつけてください。値引きや返金などマイナスを扱う表では、ROUNDDOWNを使うほうが思ったとおりになります。
消費税の1円未満を切り捨てる
| 計算したいもの | 式 |
|---|---|
| 消費税(切り捨て) | =ROUNDDOWN(A2*0.1,0) |
| 税込(税を切り捨ててから足す) | =A2+ROUNDDOWN(A2*0.1,0) |
| 税込から税抜(切り上げ) | =ROUNDUP(C2/1.1,0) |
| 軽減税率8% | =ROUNDDOWN(A2*0.08,0) |
インボイス(適格請求書)では、消費税の端数処理は1枚の請求書につき、税率ごとに1回と決まっています。明細の行ごとに切り捨ててから合計するのではなく、税率ごとの合計に対して1回だけ丸めます。
表示形式で小数を隠すのとのちがい
請求書や集計表で「合計が1円合わない」ときは、ほぼこれが原因です。見た目をそろえるだけなら表示形式、計算に使うなら関数と覚えてください。
うまくいかないとき
1桁数を省略してエラー
=ROUND(A2)=ROUND(A2,0)ROUNDは桁数を省略できません。
直し方整数にするなら 0 を入れます。
2百円単位にしたいのに小数が丸まる
=ROUND(A2,2)=ROUND(A2,-2)桁数をプラスにすると小数側、マイナスにすると整数側を丸めます。
直し方百の位にそろえる(十の位を四捨五入)なら -2 です。
3丸めたのに合計がずれる
合計してから丸めるのと、1つずつ丸めてから合計するのとで、結果が変わることがあります。
直し方どちらにするか(たとえば税率ごとの合計で1回だけ丸める)を決めて、表全体でそろえます。
サンプルファイルで試す
黄色いセルに ROUND・ROUNDDOWN・ROUNDUP を入れて、「答え」のシートと比べてください。
よくある質問
「エクセル 四捨五入」は、表示形式とどちらがいいですか?
見た目をそろえるだけなら表示形式、その数字を計算に使うならROUND関数です。
5円単位・10円単位に丸めたいです。
MROUND関数を使います。=MROUND(A2,5) で5の倍数に四捨五入します。切り上げならCEILING、切り捨てならFLOORです。
時間を15分単位に丸めたいです。
=FLOOR(A2,"0:15") で15分単位の切り捨て、CEILINGで切り上げです。
Googleスプレッドシートでも同じですか?
はい。ROUND・ROUNDUP・ROUNDDOWNはそのまま使えます。
一緒に覚えたい関数・操作
このページについて
操作の説明は Microsoft 365 の日本語版Excel(Windows)に合わせています。図はこのサイトで作ったもので、表の会社名・商品名・人名は架空です。運営者情報